中国のはなし 2
中国には10億人もの人口があります。
もし、中国が本格的に近代化に乗り出すのなら、そこに資本を投資して、新しい市場を開拓すれば、非常に大きなインパクトがあるのではないか、とは誰でも考えるところです。
10億のマーケットで、その全員が時計を1個ずつ買ってくれたら、デジタル・ウォッチ業界も、ナンセンスな技術開発に苦しむ必要はないのです。
日本の財界のみならず、世界のビッグ・ビジネスが中国の潜在的なマーケットにターゲットを定め、さまざまな形で中国上陸作戦を模索しているのも、市場原理からいって、当然といえば当然の話です。
しかし、今後の30年を展望すると、中国の10億のマーケットが怒濤のように近代化し、それが世界経済を牽引していくということは、あり得ないように思われます。
とりあえず第三世界の中でも、世界経済を牽引する新しい市場は非共産国です。
東南アジアやラテン・アメリカのほうにより高い可能性があるようです。
どうも、バラ色の可能性に満ちた中国の10億の市場というのは、いまのところ幻想に終わる可能性が高いです。
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