« 2010年09月 | メイン | 2010年11月 »

2010年10月 アーカイブ

中国のはなし 7

そのようなことが現実に実行されたら、この共産党という特権組織は解体せざるをえません。


商売の才能のある者が自由に結合して好き勝手に経済活動を開始したら、真先に取り残されるのは、この共産党という特権組織にあぐらをかいている高級幹部.高級官僚という支配階層です。


もちろん、彼らは政治的特権を利用して、ビジネスの世界でもまた特権を行使しようとはするでしょう。


しかし、資本主義活動がおこなわれるということは、この共産党の地盤を掘り崩すことにほかならず、長期的に見ると、共産党という特権組織が解体することになってしまいます。


郡小平は、西欧世界に向けて、さかんに「近代化・現代化」をアピールしましたが、実際にこの近代化が徹底したら、彼ら共産党のボスたちは自分たちのもっている特権を失うという皮肉な未来を招来することになるはずです。


現代の中国では、ごく一般の労働者が、50歳になって別荘をもつなどということは夢にすら見ようのないことですが、彼ら高級幹部は、運転手つきの自動車を乗り回し、別荘生活を楽しみ、自宅にはクーラー・カラーテレビ・冷蔵庫が備わり、そしてその師弟を海外に留学させるなどという芸当が簡単にできるのです。

中国のはなし 8

彼ら特権階級がこうした「ぜいたく」ができるのは、彼らが現金を大量にもっているからではありません。


中国やソ連などでは、公的な市場にはモノが出回っていないから、もっていても意味はないのです。


共産主義の国でぜいたくをしようと思ったら、現金よりも「特権」を手にいれなければならないのです。


すなわち、たとえばソ連なら、ドル・ショップで買い物ができる特権があるとか、また、自分で買わなくとも党が別荘や運転手つきの自動車をあがなってくれるという特権です。


このソ連の特権社会ぶりを笑ったおもしろいジョークがあります。


ソ連共産党の前書記長ブレジネフ氏は、高級車のコレクターとして知られており、彼のガレージにはロールス・ロイスやメルセデス・ベンツなど、ソ連の庶民には手の届きそうもない世界の名車がところ狭しと置かれています。


それを見た若き青年党員が、古参党員に疑義を提出しました。


「わがソ連邦では、このような個人所有は許されていないはずである。


書記長は共産主義者として間違っているのではないか」と。


それに対して古参党員が答えました。


「キミの疑問こそ間違っている。


あの自動車は、同志ブレジネフのものではない。ソ連人民のものである。


ただ同志ブレジネフは、それを使う権利を与えられているだけなのだ」と。

About

2010年10月にブログ「アナログな日記」に投稿されたすべてのエントリです。新しい順に並んでいます。

前のアーカイブは2010年09月です。

次のアーカイブは2010年11月です。

他にも多くのエントリがあります。メインページアーカイブページも見てください。

管理人のお気に入り

通販コールセンター

EC&通販専門のコールセンター会社に、無料で複数の見積が取れる一括見積サイト「EC通販コールセンターナビ」。小コールや短期間でもOK!