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2010年11月 アーカイブ

幸せってなんだろう?

はたして、人の人生の中で幸せだと思うことってなんでしょうか?

仕事で成功する?家族を持つ?考えてみました。

姪と亭主がさりげなく言った。

「やはり、親戚は日頃から付き合っていないと駄目よ。

中国人や韓国人は凄いのよ。

あれは少しゆき過ぎだけど、日本はあまりに個々の家単位になり過ぎているわ。

親戚、親戚といったって、親戚のだれかのために、学費を出してやる話なぞ、聞いたことないし、助け合って生活する、という話もないわ。

サラリーマンもだんだん終身雇用じやなくなるから、いざという時、親戚のネットワークをしっかりしておかないといけないのよ」。

親戚がいないとせいせいするといった姪が殊勝なことを言う。

「珀末なことをごちゃごちややるのは止めて、大事なときに話し合い、助け合えれば本当はいいのよ」。

カリフォルニアまで来て、まさか三〇歳の若い姪っ子に意見されると思わなかった。

しかし、日本を離れてみると、同じ事が異なって見えるのも確かだ。

戦後壊したままで、放り投げてある家族、親戚の新しい関係、付き合い方。

大袈裟にいえば、男が悩まされたのはそのことなのだ。

結局、男は仕事、仕事で、親戚との付き合いも地域での付き合いも、みんないい加減にしてきたのだ。

幸せってなんだろう? 2

「ルールを変える。

そうしなきゃ、幸せになれないわ」。

時代は変わっている。

家長も棟梁もいない。

ひとりひとり、一家一家が対等な親戚関係など、日本人は一度も経験してないのだ。

珀末なことばかりに気を使わせて、冠婚葬祭だけ一生懸命やる、年寄り本位の付き合いのルールを変えていかないといけないかもしれない。

良いこと、楽しいことがあり、自然にみんなが寄ってくるような親戚関係、小さいときからの自然な付き合いが必要だ。

「夏休みに好きな連中だけで、親戚のゴルフ大会でもやるか」。

男はなにか、人生にやり残した、大きな忘れ物をアメリカへの旅で見つけ出した。

せっかくの親戚が冠婚葬祭だけの仲であるのは淋しい。

男が人生で一番多く見る夢は何だろうか。

社長になる夢、億万長者になる夢、他の女と結婚していたら今頃どうしていたかという密かな夢だろうか。

最近、同僚、とりわけ、四〇の坂を越えた働き盛りの男たちの飲み屋の話は盛り上がらない。

入社した時、「オレは社長になる」と喚いた男が、「部長もむずかしい」と醒めている。

なんだか、自分の限界を感じずに夢をみられた子どもの頃がうらやましいです。

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