幸せってなんだろう? 6
原則として年収五〇〇万円以上」であるという。
しかし、その後はほとんどの都市銀行がこの方式を売り出し、折からの低金利時代の波に乗った。
金利は現在五・七パーセントと低い。
借入金の使途は住まいの増改築から教育資金、ゴルフ会員権購入資金、有価証券への投資資金など自由(ただし、事業性資金は除く)とある。
これは、所詮、"土地を担保に借りる"という古典的な借金法である。
しかし、月給の前借り、給料の分割払いという性格の月賦販売、消費者信用ローンとは次元が異なる。
なにより、この制度は、これまで一括でしか取り扱えなかった不動産を、必要に合わせてコマ切れに運用できる動産に変える。
個人にとっても、不動産が資産・資金を安全に管理し、保管できる金庫に変わる。
たとえばの話、一〇〇〇万円の流動資産と五、六〇〇〇万円相当の家を持っている部課長級の場合、家を担保にさらに五〇〇〇万円近い借り入れが可能となり、手元の流動資産は、一挙に六倍となる。
金利を払って投資しても採算が取れる、と判断したときには、これは巨大な財テク資金、家庭運用資金となるわけである。
利息は払うが、とにかく、宝くじでしか考えられない現金が不動産から打出の小槌のように出てくるのだ。
たしかに、何千万、何億って、宝くじやロト6の世界ですよね。