春の宴会
春の宴会を四月馬鹿日にもよおすのは、英・米・仏ではごくあたりまえのこと。
アメリカでは4月1日は非公式なパーティに最も適した時だとかんがえられ、たのしい宴会を自宅でひらくのが習わしです。
古風にしたがう人は、当日の招待状を道化帽のかたちに折った大判洋紙に書きます。
パーティの席は水仙と雛菊とで飾られ、室内の飾り付けはクリスマスか、または新年祭の模造として、柊木や寄生木が立てられ・・・
来客はその飾り付けにしたがって、「メリー・クリスマス」とか、「新年おめでとう」とか、適当な賀詞を述べなければなりません。
4月1日のパーティの中心は、なんといっても魚でした。
魚のかたちをした小さな紙にメニューを書き、テーブルには緑と白の飾りつけをし、まんなかに金魚鉢をおきます。
その鉢から小さな鉤竿が各人めいめいの席に緑色のリボンでつながれ、それぞれの先に土産物を入れた器が付けてあるのです。
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