漁業のはなし 2
86年には、飼料部門の一部を子会社に移管しています。
新規事業推進室を設置して、商品のカタログ販売や外食産業への売り込みを強化し、さらに海外拠点を拡大しています。
そして1989年度には、自社漁携は北洋すりみを主体にして合理化が進み、ようやく収益が安定化するようになりました。
冷凍食品は商品を絞り込み、不採算部門を改善し、漁携部門の合理化もほぼ一段落したのです。
・・・これを機に、将来に向けて筑波に30億円を投じて研究所を建設し、基礎研究や商品開発部門を充実することにしています。
いま大洋漁業は、2百カイリ規制にはじまる長い冬の時代を通じて減量化し、ようやく健康体に戻って春を迎えようとしています。
まだまだ寒さはぶり返すだろうが、真冬に比べれば和らいでいるにちちがいありません。
なにしろ最盛期1万2千名もいました。従業員を減量と分社化により、1989年3月31日現在、3296名にまで減らしています。
新規事業をやりたくても手がない、というくらいにまで減量化してきたのです。
事業部制導入と分社化マンモス企業における最大の悩みは、社員の親方日の丸意識と組織の硬直化です。